【3月18日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2016)は17日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第13シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)は6-0、6-0でマグダレナ・リバリコワ(Magdalena Rybarikova、スロバキア)を下し、準決勝進出を果たした。

 2度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るアザレンカは、2012年のBNPパリバ・オープンではマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)を退けて優勝を飾っている。

 今季の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)で8強入りを果たしているアザレンカは、「出だしが良かったです。かなり積極的でした。出だしがカギを握っていました」と語った。

 リバリコワは第2セット途中に右脚の負傷のためにタイムアウトを取り、その後は何重にも包帯を巻いた状態で試合を続けた。

 BNPパリバ・オープンの女子シングルスでは、これまでに9度の「ダブルベーグル」が記録されているが、2005年大会の準決勝でシャラポワが6-0、6-0でリンゼイ・ダベンポート(Lindsay Davenport、米国)を下した試合が特筆すべき一戦となっている。またBNPパリバ・オープンでのダブルベーグルは、2014年大会の3回戦でアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)がアニカ・ベック(Annika Beck、ドイツ)を下した試合以来となっている。

 今大会のシード上位12人では、第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)と第3シードのラドワンスカの2人だけしか準決勝に勝ち残っていない。

 アザレンカの次戦の相手は、第18シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)に決まった。両者は昨年のブリスベーン国際(Brisbane International 2015)が最後の直接対決となっており、この時はプリスコバが勝利を収めている。

 プリスコバはこの日の準々決勝で、驚異の勝ち上がりを見せていた18歳のダリア・カサキナ(Daria Kasatkina、ロシア)を6-3、6-2で退けている。

 アザレンカはプリスコバとの対戦について、「久しぶりの対戦になります。彼女はかなり力をつけてきています。特に前回は負けているので、重要な一戦です」とコメントしている。(c)AFP