【3月17日 AFP】フランスのパリ(Paris)やその郊外で16日、イスラム過激派とみられる4人が拘束された。うち1人は「暴力行為」を計画していた疑いがある。ベルナール・カズヌーブ(Bernard Cazeneuve)内相が明らかにした。

 同相が地元テレビ局に語ったところによると、フランスで暴力行為をはたらく恐れがある男に関する情報提供があったため、16日午前にこの男と仲間の3人を拘束。現在、4人に対する取り調べを行っている。

 ただ、同相は暴力行為が切迫しているとの報道については極力慎重であるように呼びかけた。

 これに先立ち警察関係者は、早朝の急襲で男3人と女1人を拘束したと語っていた。4人は差し迫った攻撃を計画していたとはみられないが、それに「関心を持っていた」という。うち1人は、130人が犠牲になった昨年11月のパリ同時テロを受けて発令された非常事態宣言に基づいて、自宅軟禁下に置かれている。

 4人が拘束されたのはパリの2地区と、同時テロ後に大規模な捜査が行われた市北郊のサンドニ(Saint Denis)。警察の捜査では武器は発見されず、コンピューターのハードウエアとデータが分析のために押収された。(c)AFP