【3月16日 AFP】メキシコの首都メキシコ市(Mexico City)当局は14日、大気中のオゾン濃度が高まったことを受け、14年ぶりに大気汚染警報を発令した。交通規制や工場のガス排出規制が実施されるとともに、子どもたちの外出を避けるよう呼び掛けが行われた。

 オゾンは呼吸器や心臓の疾患を引き起こす恐れがある。市当局は、14日に「環境面における不測の事態」を宣言し、15日も警報を継続することに決めた。警報の発令は2002年以来。

 市当局者はメキシコ市都市圏の住民2100万人に対し屋外でのスポーツを控えるよう要請するとともに、子どもや高齢者には外出を避けるよう呼び掛けた。また、製造年の古い車両の運転が禁止された。(c)AFP