【3月14日 AFP】トルコ軍は14日、クルド人の反政府武装組織「クルド労働者党(PKK)」が拠点とするイラク北部を空爆したと発表した。

 国営アナトリア(Anatolia)通信によると、トルコ軍の戦闘機はイラク北部クルド人自治区の中心都市アルビル(Arbil)北方に位置するカンディル(Qandil)山地と、カラ(Kara)山一帯にあるPKKの武器庫や施設を「正確に」空爆した。PKKの報道官も14日未明にトルコ軍の空爆があったことを認めているが、被害規模は明らかにしていない。

 前日13日にはトルコの首都アンカラ(Ankara)中心部で、自動車爆弾によって36人が死亡した自爆攻撃があったが、これまでのところ犯行声明は出ていない。しかしトルコ当局の関係者は14日、AFPの取材に匿名で応じ、自爆犯の一人だった女がPKKに関連していたとの見方を明らかにした。(c)AFP