【3月10日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマノー(Manor Racing)は9日、アレクサンダー・ロッシ(Alexander Rossi)が今季のチームでリザーブドライバーを務めると同時に、インディカーシリーズに参戦すると発表した。

 米カリフォルニア(Californian)州出身のロッシは、2015年のF1シーズンで終盤の7レースで計5レースを走行したが、今季のマノーが正ドライバーに選んだのは、インドネシア出身のリオ・ハリアント(Rio Haryanto)とドイツ出身のパスカル・ウェーレイン(Pascal Wehrlein)だった。

 マノーのレースディレクターは、「アレックスのような素質を持つドライバーを正式なリザーブドライバーとして起用することになり、われわれは非常に幸運だ」と喜んだ。

「彼は今季のインディカーシリーズにもフル参戦することになり、乗り越えるのは難しい状況ではあるが、困難はわれわれの得意とするところだ」

 一方、24歳のロッシは、「僕はF1に自分のキャリアのほとんどをささげてきた。ただ浮かれたり、何かが起きるのを待ったりするような人間じゃない。これが鋭さを保ち準備を整える自分なりの方法だ」とコメントした。

「今年のマノー・レーシングでシートを逃したのは、がっかりした。僕がそのために必死に努力していたことは誰もが知っている」

 今季のF1は、オーストラリアのメルボルン(Melbourne)で今月20日に開幕する。(c)AFP