【3月10日 AFP】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は9日、同社米国法人のマイケル・ホルン(Michael Horn)社長兼最高経営責任者(CEO)が辞任したと発表した。排ガス不正問題をめぐり、同社は多数の捜査に直面している。

 ホルン氏は、1990年にVWに入社し、2014年1月に「フォルクスワーゲン・グループ・オブ・アメリカ(Volkswagen Group of America)」の社長兼CEOに就任した。

 VWは昨年9月、同社のディーゼル車に排ガス規制を免れる違法なソフトを搭載していたことを認め、米国やその他の国々で多数の捜査を受けている。該当する車両は、米国で約60万台、世界全体では1100万台以上に上る。(c)AFP