【3月7日 AFP】習近平(Xi Jinping)国家主席が主導する大々的な汚職撲滅キャンペーンが展開中の中国で、2015年の一年間に汚職をめぐって処分された共産党員が約30万人に上ることが明らかになった。

 共産党員の汚職・腐敗を取り締まる中央規律検査委員会(CCDI)が6日、ウェブサイトで発表したところによると、汚職に関与したとして党員20万人が「軽い処分」を受け、8万2000人が「重い処分」を科された。2つの処分の具体的な違いは不明だが、いずれもそれまでの職を解かれたとみられる。

 このほか、5万4000人が戒告処分となった。

 汚職がまん延している中国だが、習主席の汚職撲滅キャンペーンについては、透明性の欠如を指摘する声や、政争の道具に利用しているなどの批判がある。(c)AFP