【3月7日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のデンバー・ブロンコス(Denver Broncos)は6日、第50回スーパーボウル(Super Bowl 50)でスーパーボウルを制した史上最年長のQBとなったペイトン・マニング(Peyton Manning)が、輝かしい18年のキャリアに終止符を打つと発表した。

 39歳のマニングは、カロライナ・パンサーズ(Carolina Panthers)とのスーパーボウルで下馬評が低かったブロンコスを優勝に導いた。そしてその翌日、今後の進退について時間をかけて考えたいと話していた。

 通算パス獲得ヤード数のNFL記録を持つマニングは、ブロンコスに現役を退く意向を伝えており、7日に行われる記者会見で正式に引退を表明する。

 ブロンコスでゼネラルマネジャー(GM)を務めるジョン・エルウェイ(John Elway)氏は、チームの公式ウェブサイトで声明を発表。インディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)を退団した2012年からブロンコスに加入し、自身2度目のスーパーボウル制覇を果たしたマニングを称賛した。

 エルウェイGMは「ペイトンが選手として、人として成し遂げたすべてのことを見れば、われわれのチームに彼を迎え入れられたことがどれだけ幸運だったのかが容易に分かる」とコメント。

「フットボールチームだけでなく、地域社会にとっても、ペイトンはわれわれが考えていた通り、あるいはそれ以上の存在だった。ブロンコスでプレーすることを選んでくれたペイトンにとても感謝している。そして米国プロフットボール殿堂(Pro Football Hall of Fame)入りにふさわしいキャリアを祝福する」

 史上最高のQBの一人とされるマニングは、通算パス獲得ヤード数7万1940ヤード、タッチダウンパス通算539本のNFL記録を持ち、ブレット・ファーヴ(Brett Favre)氏と並びQBとして史上最多の186勝を記録している。(c)AFP