錦織のマレー戦勝利に自信、デ杯植田監督
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【3月6日 AFP】男子テニスの国別対抗戦、デビスカップ(Davis Cup 2016)のワールドグループ1回戦の英国戦に臨む日本の植田実(Minoru Ueda)監督は5日、錦織圭(Kei Nishikori)が翌6日に行われるアンディ・マレー(Andy Murray)戦で勝利し、チームを準々決勝に導くことを信じていると語った。
昨年大会覇者の英国は、この日バーミンガム(Birmingham)で行われた第3試合のダブルスでマレーと兄ジェイミー(Jamie Murray)がペアを組み、6-3、6-2、6-4で西岡良仁(Yoshihito Nishioka)/内山靖崇(Yasutaka Uchiyama)組を退け、対戦成績を2勝1敗とした。
ともに初日のシングルスで白星を挙げている世界ランク2位のマレーと同6位の錦織は、6日の第4試合で直接対決に臨む。
マレーはこれまでに錦織との通算戦績を5勝1敗としているが、植田監督はプレッシャーが地元選手にだけかかると考えている。
「圭とアンディの試合がすべてだと感じています。アンディの方がランキングが高いですが、インドアでの試合が圭によりチャンスを与えると思っています」
錦織はマレーがデ杯で対戦する選手としてはこれまでで一番ランキングが高い。また錦織は、今回と同様にインドアコートで行われた2014年のATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2014)で、マレーから唯一の勝利を挙げている。
マレーは「去年の彼との対戦は良かった。何度か対戦しているね。世界6位ということで、最高の選手の一人だ。相当厳しい戦いになるだろうけれど、調子も良いから明日も良いプレーができることを願っている。そして、勝ち上がりを決めたい」とコメントしている。
錦織が勝利を収めれば、勝敗の行方は第5試合のダニエル太郎(Taro Daniel)とダニエル・エヴァンス(Daniel Evans)の一戦に懸かることになる。
ダニエルは世界ランク87位、エヴァンスは同157位となっているが、直接対決ではエヴァンスが2勝1敗としている。昨年カナダ・バンクーバー(Vancouver)で行われたチャレンジャー大会では、エヴァンスが最終第3セットで0-5という劣勢をはねのけて勝利を挙げている。(c)AFP