香港で旧日本軍の不発弾8個発見、警察が無事処分
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【3月6日 AFP】香港(Hong Kong)警察は5日、ハイカーが小道で発見した第2次世界大戦(World War II)中の不発弾8個を処分したと公表した。第2次世界大戦中の1941年、旧日本軍と英国などの連合国軍の激しい戦闘が行われた中国南部の香港では、ハイカーや建設現場作業員が不発弾が発見することがある。
香港警察は声明で「第2次世界大戦中の手投げ弾6個と迫撃砲弾2個とみられる不発弾発見の報告を受け、爆発物処理班が現場に派遣された」と明らかにした。
警察は、ハッピーバレー(Happy Valley)地区の発見現場で8個の不発弾を「安全に処理」し、近隣住民に避難の必要はなかったと述べた。
警察に通報したスチュアート・ウッズ(Stuart Woods)さんは公共放送RTHKに対し「旧日本軍の50ミリ迫撃砲弾2個と手りゅう弾6個を発見した。この辺りには(不発弾が)多くあるようだが、数個少なくなったのはいいことだ」と話した。ウッズさんは金属探知機を使用し、付近で歴史遺物を探していたという。
香港では2014年、今まで発見された中で最大の第2次世界大戦中の爆弾が建設現場で発見され、近隣住民2260人が避難したが、警察が無事処分していた。この不発弾は1トン近くある米海軍のANM66型爆弾で、同じ地域にある有名なレース場付近で建設作業員が発見した。
日本軍は1941年12月8日に中国本土から香港に攻撃を仕掛け、英国、カナダ、香港、インドの兵士たちは兵員数や武力で圧倒されていたものの香港を守るために戦った。(c)AFP