トッテナム指揮官、アーセナルで長期政権を築くベンゲル監督を称賛
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【3月5日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は4日、優勝争いを左右する大一番を翌日に控え、アーセナル(Arsenal)のアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督を称賛した。
プレミアリーグは現在、レスター・シティ(Leicester City)が勝ち点57で首位に立っており、トッテナムが勝ち点54、アーセナルは勝ち点51で続いている。そして、アーセナルを率いて20シーズン目のベンゲル監督にとって5日の試合は、通算48回目のノースロンドンダービーになる。
ポチェッティーノ監督は、指揮官としてマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)にたくさんの成功をもたらしたアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏を引き合いに出し、「ファーガソン氏や今のベンゲル監督にあるのは特別な力だ」と述べた。
「おそらく、長期間にわたりその職を維持できるのは、ファーガソン氏やベンゲル監督が特別な存在だからだ。われわれはそれほど特別ではない」
ポチェッティーノ監督はまた、母国アルゼンチンの英雄になぞらえてベンゲル監督の成功をたたえている。
「ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏やリオネル・メッシ(Lionel Messi)みたいなものだ。彼らのようなプレーを毎シーズン続けることは難しい。そうだろう?」
「ファーガソン氏やベンゲル監督のような人物について考えると、特別な存在というのはクラブではなく、その職を維持する監督なのではないかと思う」
ポチェッティーノ監督は、アーセナルに勝つことで、ウェストハム(West Ham)に0-1で敗れた前節の敗戦のショックからチームを立ち直らせたいと考えている。
「これまで通り、いつもと同じ反応を期待している。選手は大丈夫だ。前回の結果には落胆し、悲しんでいたが、彼らは戦いが終わっていないことを分かっている」
「われわれは再び戦う準備を整えなければならない。アーセナル戦も厳しい試合になると予想しているし、勝つためにはすべてのエネルギーが必要になる」
トッテナムは20年にわたってアーセナルより下の順位でシーズンを終えているが、今季は1961年以来となるリーグ優勝に向けて絶好の位置につけている。(c)AFP