錦織が勝利、初日終えて日本と英国は1勝1敗のタイに デ杯
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【3日5日 AFP】男子テニスの国別対抗戦、デビスカップ(Davis Cup 2016)は4日、ワールドグループ1回戦の試合が行われ、日本と英国は1勝1敗で初日を終えた。
錦織圭(Kei Nishikori)は、第2試合で6-3、7-5、7-6で英国のダニエル・エヴァンス(Daniel Evans)を下し、キャリアでも最悪の部類に入る黒星のリベンジを果たし、両国の対戦成績をタイに持ち込んだ。
両者の過去唯一の対戦となっている2013年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2013)1回戦でストレート負けを喫していた世界ランク6位の錦織だったが、この日は地元バーミンガム(Birmingham)で試合に臨んだエヴァンスを一蹴した。
第1試合では英国のアンディ・マレー(Andy Murray)が6-1、6-3、6-1でダニエル太郎(Taro Daniel)を圧倒した。
出場を予定していたカイル・エドモンド(Kyle Edmund)が2日に腰を痛めたためチームに入ったエヴァンスは、デビスカップで自己最高のプレーを見せたが、容赦ない錦織をぐらつかせることはできなかった。
エヴァンスは第2セットで三つのブレークポイントを手にするもこれを生かせず、その後セットポイントを2回守ったものの、自滅して錦織にこのセットを奪われた。
第3セットに入り、錦織は2-0とリードを奪いながらもエヴァンスに2度のリードを許した。しかし、地元のファンを喜ばせたエヴァンスも自らのサービスゲームをキープしきれなかった。
タイブレークに入って錦織が先手を取ると、最後はエヴァンスのフォアハンドショットが外れ、試合は2時間44分で終わりを迎えた。
第1試合では、マレーがノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に敗れた全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)決勝以来となる試合を、悠々と制している。
一方、5日に行われる第3試合のダブルスでは、英国のレオン・スミス(Leon Smith)監督がアンディ・マレーを起用するか否かを判断することになる。英国はアンディとその兄のジェイミー・マレー(Jamie Murray)のペアで昨年は3度の勝利を飾っている。
日本は錦織がダブルスの出場をにおわせており、スミス監督はアンディの状態が十分であれば出場させる意向を示している。アンディが出場しない場合、ジェイミーはドミニク・イングロット(Dominic Inglot)とペアを組むことになる。(c)AFP