米国防総省がハッカー公募、サイト脆弱性発見に報奨金
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【3月3日 AFP】米国防総省は2日、ハッカーに同省のウェブサイトを攻撃してもらいセキュリティーの脆弱(ぜいじゃく)性を調査する、米政府初の試験プログラムを立ち上げると発表した。
「ハック・ザ・ペンタゴン(Hack the Pentagon、国防総省をハックせよ)」と名付けられたこのプログラムは、大手IT企業がネットワークや製品のセキュリティー向上のために実施している類似プロジェクトにならって開発された。
参加できるのは身元調査を通過した米国人のみで、国防総省の公式ウェブサイトの脆弱性を発見した人に報奨金などが与えられる。
国防総省関係者によると、今回の試験が成功すれば、対象を連邦政府全般に拡大する可能性もあるという。
国防総省はハッカーに支払う報奨金の額は明らかにしていないが、指摘した脆弱性の重大さに比例して報奨金額も大きくなることを示唆している。(c)AFP