モスクワ女児斬首は「アラーの命令」、容疑者が出廷
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【3月2日 AFP】ロシアの首都モスクワ(Moscow)で、預かっていた女児を殺害し、切断した頭部を掲げて路上を歩き回ったとされるベビーシッターの女が2日、同市の裁判所に出廷し、女児殺害は「アラーに命令された」と述べた。
イスラム教徒が多いウズベキスタン出身のギュルチェフラ・ボボクロバ(Gyulchekhra Bobokulova)容疑者(38)は、2月29日にモスクワ市内の地下鉄駅の外で女児の頭部を振り回していたところを拘束された。同容疑者に対しては精神鑑定がすでに実施されている。
勾留と勾留期間延長の手続きで裁判所に出廷したボボクロバ容疑者は、記者団に「アラーに命令された」と語った。同容疑者はさらに、たどたどしいロシア語で「アラーが平和の知らせを告げるために第2の預言者を送っている」と話し、食事を与えられておらず「空腹」でこのままだと「1週間で死ぬ」と不満を漏らした。
裁判所は同容疑者の2か月の勾留を認めた。捜査当局は、ボボクロバ容疑者に共犯者がいなかったかどうかを調べている。(c)AFP/Maria PANINA