五輪でのドーピング違反、IOCではなくCASが裁定へ
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【3月2日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)は1日、リオデジャネイロ五輪でドーピング違反があった場合、処分などの判断は、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に一任すると発表した。完全な独立機関が、ドーピング問題を扱う仕組みを目指しての動きとみられている。
IOCで、トーマス・バッハ(Thomas Bach)会長の広報担当を務めるマーク・アダムス(Mark Adams)氏は、「クリーンなアスリートをより厳重に守るための決定」と述べ、「CASの反ドーピング部門が、ドーピングの規則違反に対して行う代表者の意見聴取や決定に関して、IOCの理事会は合意済みだ」としている。
「次の五輪から始まる。IOCの懲罰委員会の役割を担うことになる。これは改革案『アジェンダ2020』に基づくものである」
これまで、五輪でのドーピング違反については、IOCの懲罰委員会が対応してきたものの、今後はCASの専門家チームにゆだねられる。
処分に不満がある場合、選手らは、異なった委員により編成されるCASの他部門に対して、異議を申し立てることができる。(c)AFP