脱走したホワイトライオンを射殺、カナダ首都近郊の動物園
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【3月1日 AFP】カナダの首都オタワ(Ottawa)近郊にある民間の動物園から脱走していた雄のホワイトライオンが射殺された。動物園の経営者が2月29日に明らかにした。ライオンは前日の午後におりから脱走していたという。
ライオンが脱走したのは、オンタリオ(Ontario)州ウェンドーバー(Wendover)にあるパパナックパーク(Papanack Park)動物園。同園は冬季、安全上の理由から一般公開されていない。
この動物園を経営するケリー・ベイフォード(Kerri Bayford)氏が発表した声明によれば、「ライオンに鎮静剤を打とうとすると、鎮静剤の効果があらわれるまで時間がかかりすぎ、人々を危険にさらすリスクが非常に高かった」とし、職員がこのライオンを殺処分する決断を下したと述べた。
同園は、ライオンが脱走したのは「人為的ミス」が原因だったとして内部調査を進めている。
同園の動物たちは、カナダの人気子ども番組で取り上げられたこともあり、飼育されている別のアフリカライオンは、長編アニメ映画『ライオンキング(The Lion King)』を制作する際に主要キャラクターの絵のモデルになったといわれている。(c)AFP