メキシコで放射性物質盗難、内務省が警戒呼び掛け
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【2月29日 AFP】メキシコ内務省は28日、人体に危険を及ぼしかねない放射性物質を積んだトラック1台が盗難被害に遭ったとして、国内5州に警戒を呼び掛けた。
同国の国民保護国家調整室は、放射線源「イリジウム192」を運んでいたピックアップトラックが盗まれたという通報を中部ケレタロ(Queretaro)州の企業から受け、警告を発した。
内務省は、この物質を「適切に取り扱わなかった場合、人体に危険を及ぼす恐れ」があり、「短時間でも接触すると永久損傷または重傷を負う可能性」があると警鐘を鳴らしている。
メキシコでは放射性物質の盗難が、たびたび起きている。ただし犯行グループの目当ては他の物品で、放射性物質を盗んだことを認識していないケースが大半だという。(c)AFP