ソマリア南部で2件の爆発、市民30人死亡
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【2月29日 AFP】(更新)ソマリア南部バイドア(Baidoa)で28日午後、2件の爆発が発生し、少なくとも30人が死亡した。バイドアがあるベイ(Bay)州のアブドラシド・アブドラヒ(Abdurashid Abdulahi)知事が29日、明らかにした。
アブドラヒ知事がAFPに語ったところによると、死亡した30人は全て民間人。このほか61人が負傷し、うち15人は重傷だという。
警察関係者らによれば、爆発が起きたのは人口が密集するエリアで、1件は自動車爆弾、もう1件は自爆によるものだった。どちらも爆発は強力で周辺の建物の屋根は吹き飛び、路上には車両の残骸や遺体、店の設備の破片などが散乱した。
国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系のイスラム過激派組織アルシャバーブ(Shebab)が出した犯行声明では、バイドアの高官らを狙ったとしており「南西ソマリア政府の背教者たちが使うレストランを標的とした、2件の強力な爆発を聖戦士たちが実行した」と述べている。
国際的に承認されたソマリア中央政府を支援している「アフリカ連合ソマリア・ミッション(AMISOM)」は約2万2000人の兵力で、バイドアを防衛している。(c)AFP