【2月29日 AFP】イタリア・セリエA、ナポリ(SSC Napoli)の主力ロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)が、銃を突きつけられて強盗被害に遭っていたことが、伊メディアの報道で明らかになった。

 マウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督の下で今季11得点を記録し、ナポリのリーグ優勝争いに貢献しているインシーニェは、知人との夕食から自分の車で帰宅していた27日の夜、武装した強盗に襲われたという。

 ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)紙によると、スクーターに乗っていた2人の強盗は、インシーニェの車を止めると、同選手の顔に銃口を突きつけて高級腕時計や現金、貴重品を奪ったとしている。

 別の報道によると、強盗の一人は犯行現場から立ち去る際、インシーニェに対して「次の試合は俺にゴールをささげてくれ」と話していたとされている。

 クラブが本拠地を置く伊ナポリ(Naples)市の南部では、過去にも選手を標的とした強盗が発生しており、元所属選手のヴァロン・ベーラミ(Valon Behrami)やフアン・スニガ(Juan Zuniga)、現在の主将マレク・ハムシク(Marek Hamsik)も被害に遭っている。

 アルゼンチン代表の名選手ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏を擁した1987年と1990年にリーグ制覇を果たしているナポリは、ここまで素晴らしいシーズンを過ごしており、現在はリーグ4連覇中の首位ユベントス(Juventus)に勝ち点4差の2位につけている。

 ナポリは29日に4位フィオレンティーナ(Fiorentina)と対戦する。(c)AFP