マドンナ、公演中フィリピン国旗まとう 比政府が問題視
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【2月29日 AFP】(更新)フィリピン政府は28日、首都マニラ(Manila)で行われたコンサートの最中に同国国旗に対する侮辱行為を働いたとして、米歌手マドンナ(Madonna、57)を強く非難した。また今後は、イベントの主催者らに対しても注意を促し、同様の事態を避けたい考えを明らかにした。
世界ツアー「Rebel Heart Tour」中のマドンナは先週、同市で2公演を行った。地元メディアに掲載されたコンサート中の写真には、フィリピン国旗を衣装としてまとうマドンナが写っており、これが問題となったとみられる。
報道によると、ファンはマドンナの行為を「大声援」でサポートしたとされるが、当局の捉え方は、もう少し厳しいものだった。1998年に制定されたフィリピンの法律には、国旗の全体または一部分を衣装や制服として着用した場合、禁錮1年および罰金を科すと規定されている。
フィリピン大統領報道官からの前のコメントでは、同国政府は、今回の騒動を理由に「クイーン・オブ・ポップ」に対して、フィリピン国内での公演を禁じることに「前向き」としていたが、これについては、誤って解釈された別の報道官のコメントが基になっていたとして撤回している。
今回の騒動について、マドンナおよび主催者側からのコメントはでていない。(c)AFP