【2月24日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)チームのマクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)にパワーユニットを供給するホンダ(Honda)は23日、F1部門の総責任者を務めてきた新井康久(Yasuhisa Arai)氏の退任を発表した。

 これに伴い、長谷川祐介(Yusuke Hasegawa)氏がプロジェクトの総責任者に就任する。

 マクラーレン・ホンダは昨季、フェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)とジェンソン・バトン(Jenson Button)という元王者2人を起用するも、常に最後尾付近での戦いを強いられ、コンストラクターズ部門でも下から2番目となる年間9位に終わるなど、ホンダのF1復帰シーズンは惨たんたる結果に終わっていた。

 またホンダは、F1プロジェクトの統括・監督を行う担当役員を新たに設置し、松本宜之(Yoshiyuki Matsumoto)氏が就任することも発表した。

 22日に始まったバルセロナ合同テストでは、進歩の兆しを見せているマクラーレン・ホンダだが、優勝候補のメルセデスAMG(Mercedes AMG)やフェラーリ(Ferrari)とは、まだ大きな開きがあるとみられている。

 F1の新シーズンは、来月のオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2016)で本格的に幕を開ける。(c)AFP