トルコ首都で爆弾攻撃、28人死亡 軍車両狙う
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【2月18日 AFP】トルコの首都アンカラ(Ankara)で17日、同国軍の車両を狙った自動車爆弾攻撃があり、ヌーマン・クルトゥルムシュ(Numan Kurtulmus)副首相によると少なくとも28人が死亡、61人が負傷した。
軍によると、爆弾攻撃はグリニッジ標準時(GMT)の17日午後4時31分(日本時間18日午前1時31分)に発生。標的は軍人を乗せた軍用車で、交差点で信号待ちをしていた際に爆発に遭ったという。軍司令部と国会に近い現場からは、煙が空高く立ち上った。
犯行の主体は今のところ不明。トルコでは昨年からイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の犯行とされる攻撃が相次いでいる他、南東部では非合法組織クルド人武装組織「クルド労働者党(PKK)」が兵士数十人を殺害している。
レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は、今回の事件を受け、「自衛権を行使することを躊躇(ちゅうちょ)しない」と述べ、実行犯に対する報復を誓った。(c)AFP