【2月16日 Relaxnews】旅客機の乗客が3D映画に没入できるヘッドセットを、フランスのベンチャー企業が開発した。高度1万メートルの上空を飛んでいることを思わず忘れてしまうような臨場感あふれる体験を提供するといい、すでに複数の航空会社から引き合いが来ている。

 仏ベンチャー企業スカイライツ(Skylights)が開発した新製品「スカイシアター(SkyTheater)」は、バーチャルリアリティー(仮想現実、VR)のヘッドセットに似ているが、それとは異なり、固定された画面上で2Dまたは3D映像を表示する仕組みとなっている。頭部に装着して外界を遮断できるため、つかの間ながら映画鑑賞に浸ることができる。

 新製品は直ちに航空業界の関心を集め、地場企業のXL航空フランス(XL Airways France)が初めて試験導入する。航空業界の専門サイト「フューチャー・トラベル・エクスペリエンス(FTE)」によると、欧州や中東に拠点を置く他の航空会社4社も試験導入を決めたという。(c)Relaxnews/AFPBB News