黄熱、アンゴラで30年ぶりに流行 51人死亡
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【2月16日 AFP】アフリカ南西部アンゴラで、黄熱の感染が拡大しており、疑い例241件のうち51人が死亡した。当局が15日に発表した公式統計で明らかになった。同国で黄熱が流行するのは30年ぶり。
同国公衆衛生当局の代表者によると、流行の中心になっているのは首都ルアンダ(Luanda)東郊のビアナ(Viana)地区で、過去6週間に29人が死亡、92症例が報告されているという。
黄熱はウイルス性出血熱の一種で、感染した蚊が媒介する。アフリカの熱帯地方や南米アマゾン(Amazon)で見られ、特別な治療法はない。
アンゴラはアフリカの「黄熱ベルト」に位置し、予防接種が推奨されている。当局は住民約150万人を対象に大規模なワクチン接種に乗り出した。(c)AFP