【2月15日 AFP】国連アフガニスタン支援団(UNAMA)は14日、アフガニスタンで2015年に攻撃などに巻き込まれて死傷した民間人が1万1002人に達し、統計を取り始めた2009年以降で最多だったとする年次報告書を発表した。特に子どもの犠牲が増えているという。

 死傷者は前年比で4%増え、うち死者は3545人だった。死傷者全体の62%が旧支配勢力タリバン(Taliban)を含めた反政府武装勢力による攻撃の犠牲者だという。一方、17%は政府側部隊や国際治安支援部隊による死傷者で、その数は前年比で28%増加した。残りの21%はどちらの側によるものか不明。また、死傷者の4人に1人が子どもで、その数は前年から14%増えている。(c)AFP