肺がん闘病中のクライフ氏「極めて良好」 現在は「前半を2-0でリード」
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【2月14日 AFP】サッカー元オランダ代表の名選手で、肺がんと闘病中のヨハン・クライフ(Johan Cruyff)氏は13日、診断結果が「極めて良好」であると明かし、病気との試合に勝つ自信をみせた。
自身が所有するクライフ・マネジメント(Cruyff Management)を通じて声明を発表したクライフ氏は、「さまざまな治療を受けたが、医師の素晴しい仕事、人々の好意、そして私の前向きなメンタリティーのおかげで極めて良好といえる検査結果が出ている」とコメント。
「現時点では前半を2-0でリードしているといった感じだ。試合はまだ終わっていないがね。だけど私は勝利を確信している」
現在68歳のクライフ氏は、1991年に心臓手術を受ける44歳までヘビースモーカーとして知られていた。
決勝に進出した1974年のW杯西ドイツ大会でオランダ代表の主将を務め、「トータルフットボール」の体現者の一人でもあるクライフ氏は、昨年10月に肺がんを患っていることを公表していた。
1973年から78年までプレーしたFCバルセロナ(FC Barcelona)で3度のバロンドール(Ballon d'Or)に輝いているクライフ氏は、同クラブ移籍1年目でリーグ優勝を成し遂げ、敵地で行われたレアル・マドリード(Real Madrid)戦では5-0の歴史的大勝にも貢献した。
クライフ氏はまた、1988年から96年までバルセロナで指揮を執り、1992年にはヨーロッパチャンピオンズカップ(European Cup、現在は欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League))でチームを初優勝に導いている。(c)AFP