【2月12日 AFP】名画を鑑賞していて絵の中に入れたらと夢見たことがある人に朗報だ。米国のシカゴ美術館(Art Institute of Chicago)がこのほど、アパートの1室をリフォームしてビンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)の絵画「アルルの寝室」を精密に再現した。この部屋に1泊10ドル(約1100円)で宿泊できる。

 シカゴ美術館広報のアマンダ・ヒックス(Amanda Hicks)氏は、実際にこの部屋に泊まってもらうことで人々に「この絵に対する新たな発想を提供したい」と語った。 

 宿泊は1泊限定。同美術館で14日から5月10日まで開かれるゴッホ展の終了後は、宿泊を受け付ける計画はない。すでに美術愛好家らの宿泊予約が殺到し2月は一杯だが、民泊仲介サービス「Airbnb(エアビーアンドビー)」では今後、3月以降の予約が可能になる予定だ。(c)AFP