保護施設にトラック輸送中のワニ124匹死ぬ、窒息か メキシコ
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【2月11日 AFP】メキシコの野生保護当局は10日、保護施設に移送されたワニ124匹が輸送中に死んだと発表した。輸送途上で窒息したり別のワニと衝突したりしたためとみられる。
メキシコ環境検察の声明によると、北西部シナロア(Sinaloa)州のワニ園ココドリロス・メキシカノス(Cocodrilos Mexicanos)から、2550キロ離れた東部キンタナロー(Quintana Roo)州のカリブ海沿岸都市チェトゥマル(Chetumal)にあるワニ保護施設までモレレットワニ350匹を輸送したところ、到着後の検査で124匹が死んでいるのが分かったという。
環境検察は、首がねじれた状態で死んだワニの写真などを公開し、動物への「尊厳ある扱い」を怠った動物保護法違反で、キンタナロー州を拠点とする動物業者ココドリロス・エギゾティコス(Cocodrilos Exoticos)に最低賃金50日~5万日分に相当する193ドル~19万3000ドル(約2万2000円~約2200万円)の罰金を科す可能性に言及した。(c)AFP