ジミ・ヘンドリックスの元住居公開へ、英ロンドン
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【2月9日 AFP】英ロンドン(London)でこのほど、伝説のギタリスト、ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)が1960年代後半に恋人と暮らしていたアパートが復元された。部屋は10日から一般公開される。
ヘンドリックスと当時の恋人キャシー・エッチンガム(Kathy Etchingham)さんがこの部屋に住んでいたのは、1968~69年にかけて。当時の写真やエッチンガムさんの記憶を頼りに、寝室が再現され、ヘンドリックスが聞いていたというレコードも数多く用意された。併設された展示スペースには、本人が使っていたというアコースティックギターが置かれている。
復元された部屋を見たエッチンガムさんは「タイムカプセルに乗ったみたい」と興奮を隠しきれない様子だ。
偶然にも、すぐ隣には、バロック期を代表する作曲家ゲオルク・ヘンデル(George Handel)が住んでいた。もちろんヘンドリックスが部屋を借りる200年以上も前の話である。
当時の姿に戻った部屋には、ペルシャじゅうたんが敷かれ、ティーセットや電話2台、テレビが床に置かれた。ベッドの上にはギターがあり、米ミュージシャン、ボブ・ディラン(Bob Dylan)のLPやボードゲーム「モノポリー」も用意された。鏡とコーヒーテーブルは実際に使われていたものだという。
ヘンドリックスがこの部屋を出たのは1969年10月。1970年9月18日に27歳の若さで死去する約1年前のことだという。
併設の展示スペースには、ヘンドリックスが当時使っていたサンバーストフィニッシュのアコースティックギター「エピフォン(Epiphone)FT79」も展示されている。現存するヘンドリックスのギターとしては最良のコンディションにあるうちの一本とされる。もちろん左利き用だ。(c)AFP/Robin MILLARD