【2月9日 AFP】ヒマラヤ山脈(Himalayas)のシアチェン氷河(Siachen Glacier)で先週発生した雪崩に巻き込まれ、生存が絶望視されていたインド兵10人のうちの1人が、6日ぶりに奇跡的に救出された。インド軍当局が8日、明らかにした。

 インドのPTI通信によれば、兵士は深さ8メートル近くの雪の中に埋まっていた。ただ容体は危険な状態にあり、当局が9日午前中にヒマラヤ山脈から首都ニューデリー(New Delhi)にある軍の病院に搬送を試みる予定だ。

 シアチェン氷河はインドとパキスタンが領有権を争うカシミール(Kashmir)地方にあり、インド軍が哨戒に当たっている。先週、大規模な雪崩が発生した際、兵士らは標高5900メートルの駐屯地で任務に就いていた。(c)AFP