冬の寒さで移民女性2人死亡、ブルガリア山間部
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【2月8日 AFP】ブルガリアの山間部で、移民の女性2人が寒さのため死亡した。ルミアナ・バチュバロバ(Rumyana Bachvarova)内相が7日、民放テレビ局bTVに明らかにした。欧州への移民・難民の流入は、厳しい冬の寒さの中でも続いている。
死亡した女性たちは、子ども11人を含む19人の移民グループに属しており、ブルガリア南東部の町マルコ・タルノボ(Malko Tarnovo)近郊で国境警備隊に発見された。国籍は不明。バチュバロバ内相によれば、国境警備隊が2人の救命を試みたが助けられなかったという。
この地域は、強風や約30センチの降雪、氷点下の気温といった冬の厳しい気象条件に見舞われていた。
内務省の声明によると、死亡したのは14~16歳の少女と30~40代の女性。
病院関係者は通信社フォーカス(Focus)に対し、この移民の一団に加わっていた4~16歳の子ども全員が凍傷のため病院に運ばれたと語った。また、大人2人が重体だという。
ブルガリアでは先月にも、寒さのため死亡したとみられる男性2人の遺体がセルビアとの国境に近い山間部で見つかっている。(c)AFP