【2月6日 AFP】マイクロブログの米ツイッター(Twitter)は5日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」と関連のあるアカウントを中心に、12万5000件のアカウントを凍結したと発表した。「テロリスト関連コンテンツ」の撲滅強化策の一環という。

 ツイッター社は、「テロ行為を脅迫・推奨した」アカウントを対象に、昨年半ばから凍結を行ってきたと説明した。各国政府から対策をとるよう圧力を受けているが、「言論の自由」に対する検閲とみられないようバランスを調整するのが難しい状況に直面しているという。

 公式ブログに掲載された声明は、「世界の大半の人々と同様に、われわれも過激派による残虐行為の数々に慄然としている」「ツイッターを利用したテロ推奨をわが社は非難する。ツイッターの規則では、こうした行為やあらゆる暴力的脅迫を認めないと明記している」と述べている。

 発表に先だち米国などは、ソーシャルメディア各社に対し、暴力行為の計画・勧誘を目的としたサービス利用を根絶するため積極的な対策をとるよう求めていた。

 ツイッター社は、暴力を推奨するコンテンツを除外するため対策要員を増やしたりフィルタリング技術を活用したりする措置を取ったと説明した上で、技術的に問題を解決する簡単な方法はないと警告している。(c)AFP