コロンビア、ジカ熱で3人死亡と発表 神経障害併発
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【2月6日 AFP】コロンビア国立衛生研究所は5日、蚊が媒介するジカウイルスに感染した3人が、神経障害の「ギラン・バレー症候群」を発症して死亡したと発表した。保健当局がジカウイルスを直接的な死因と判断したのは、これが初めて。
国立衛生研究所のマルタ・ルチア・オスピナ(Martha Lucia Ospina)所長は「ジカウイルスにより、3人が死亡したことを確認した」「3人は死亡する前にギラン・バレー症候群を併発していた」と述べた。
ギラン・バレー症候群は、免疫機能が神経系を攻撃し、手足の筋力低下やまひを起こす難病。大半は治癒するが、死亡する例もある。
中南米諸国では、ジカ熱の感染拡大と同時並行的に患者数が増加しており、保健当局者の間でジカウイルスの合併症の恐れが指摘されていた。
オスピナ所長によると、他に6人の患者の死亡についてジカウイルスとの関連を調査中という。コロンビアはブラジルの次にジカ熱の影響が大きい国で、妊婦2000人以上を含む2万人超の感染が報告されている。(c)AFP