米当局、スーパーボウルでの安全確保目指し仏に助言求める
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【2月4日 AFP】7日に行われる第50回スーパーボウル(Super Bowl 50)を控え、米国のジェイ・ジョンソン(Jeh Johnson)国土安全保障長官は3日、フランス・パリ(Paris)で発生したような連続襲撃事件に対処するため、仏当局に助言を求めたことを明かした。
米国内で最大のスポーツイベントはサンフランシスコ(San Francisco)郊外で開催されるが、試合や関連イベントには約100万人が訪れると見込まれている。
ジョンソン長官は、「第50回スーパーボウルに対して、現時点では信ぴょう性のある脅威はない」とコメントしている。
昨年11月13日にパリで発生し、130人が死亡した連続襲撃事件を受けジョンソン氏は仏当局と「定期的」に連絡を取っているという。この襲撃事件では、サッカーフランス代表とドイツ代表の試合が行われていた競技場、スタッド・ド・フランス(Stade de France)が自爆犯の標的となった。
パリの事件を考慮して、第50回スーパーボウルでの警備計画が前年までのものと異なったものになるかと問われたジョンソン長官は、「毎回違うものであるといっておく。世界情勢、脅迫の実態は毎年違う」と応じた。
「さまざまな角度から、起こりうる可能性があることを未然に防ごうとしている」
一方でジョンソン長官は、「一匹オオカミ」と呼ばれる襲撃者を阻止するため、一般市民の警戒を呼び掛けている。
「『何かを見たら、何かを伝えて』というスローガンは、単なるスローガンではない。特に単独犯の調査で、市民は重要な役割を担っている」
(c)AFP