【2月4日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)は3日、MFのサミ・ケディラ(Sami Khedira)が、太ももの負傷のため2週間から3週間離脱すると発表した。

 太ももがまたしても悲鳴を上げたことで、ケディラはリーグ首位に立つナポリ(SSC Napoli)との首位攻防戦、さらに欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)戦という立て続けの大一番を欠場する可能性が高い。

 ケディラは4-0で勝利した1月31日のキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)戦で負傷し、前半だけでピッチを退いていた。本人は自身のフェイスブック(Facebook)ページに前向きなメッセージを投稿し、ファンを安心させようとしていたが、クラブはこの日、2~3週間の離脱という診断結果を発表した。

 クラブが出した声明によれば、ケディラは「ベローナ戦での負傷の痛みが引かなかったため、検査を行った結果、(右太ももの)長内転筋を損傷していることがわかった」という。

「そのため、ケディラは2週間から3週間、戦線を離脱する」

 この通りとなれば、リーグ戦では勝利したジェノア(Genoa CFC)戦に加え、フロジノーネ・カルチョ(Frosinone Calcio)戦、そして13日に本拠地で行われるナポリ戦を欠場することになる。ユベントスは現在、ナポリと勝ち点2差の2位につけている。

 しかし、チームを率いるマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督にとって何よりも痛いのは、チャンピオンズリーグの試合にケディラを使えない可能性が出てきたことだろう。ユベントスは23日に、本拠地でバイエルンと決勝トーナメント1回戦第1戦を戦う。

 クラブはケディラの復帰がその試合に間に合うことを願っているが、今季ケディラが負傷離脱するのはこれが初めてではなく、またこれまでの傾向から言えば、予想よりも早く復帰できるタイプの選手ではない。(c)AFP