【2月3日 AFP】2014年に中国・上海(Shanghai)に近い東部の江蘇(Jiangsu)省昆山(Kunshan)の工場で起きた爆発で作業員146人が死亡した事故で、中国の裁判所は、当局高官や工場の経営者ら14被告に最高で懲役7年6月の有罪判決を言い渡した。国営・新華社(Xinhua)通信が3日、報じた。

 事故は自動車のホイールハブの研磨を行う作業場で、金属の粉じんが発火したことが原因だった。事故では146人が死亡した他、114人が負傷、損害は新華社通信によると推計5000万ドル(約60億円)に上った。事故後、当局の調査で、この工場では安全基準が守られていなかったことが判明した。

 新華社通信によると、工場の所有者や経営者、当局の防災、労働安全管理、環境保護の責任者らに、3年から7年6月の懲役刑が言い渡された。(c)AFP