オランダ初、自動運転ミニバスの試運転開始
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【2月2日 Relaxnews】オランダで1月28日、無人で走行する初のミニバスの試運転が開始された。同国中部のヘルダーラント(Gelderland)州で、夏までにフルタイムの自動運転旅客サービスの導入を目指す。
6人乗りの小型シャトルバス「WEpod」は、同州のワーゲニンゲン(Wageningen)とエーデ(Ede)間を運転手なしで走行する。同国のメラニ・シュルツ・ファンハーヘン(Melanie Schultz van Haegen)社会基盤相がこのミニバスに初乗車した。
乗客を乗せて12分間走行する静かな裏道ルートには、他の車両や自転車、歩行者もいる。木や街灯など、すべての障害物が細かく示されたルートがインプットされるという。搭載されたカメラやレーダー、レーザーセンサーからの情報が車載コンピューターに送られ、ブレーキやハンドルを操作する。運転は中央制御室で監視し、問題が発生した際には制御室から遠隔操縦を行うこともできるという。
実験を行っているワーゲニンゲン大学(Wageningen University)の理学部広報ジャック・ニーセン(Jac Niessen)氏によれば、ミニバスは今は大学の周りを周回しているが、試験の終了段階となる今年の半ばには大学から離れ、「エーデとワーゲニンゲンと間の一般道で走行させる」と語った。この電動ミニバスの走行速度は最大時速40キロだが、最初は時速25キロ以下で運行する予定。航続可能距離は約100キロだという。(c)Relaxnews/AFPBB News