【1月27日 AFP】米ホワイトハウス(White House)前で30年以上にわたってテントを張り、抗議活動を行ってきたスペイン生まれの核軍縮活動家、コンセプシオン・ピチオット(Concepcion Picciotto)さん(80)が死去した。所属していたグループ「ピース・ハウス(Peace House)」の活動家たちが26日、明らかにした。

 小柄なピチオットさんは、1981年から米国の首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)ペンシルベニア通り(Pennsylvania Avenue)1600番地にあるホワイトハウスの前にさまざまなプラカードを並べたテントを張り、雨の日も風の日も、夏の猛暑や冬の極寒の日も陣取ってきた。世界で最も有名な建物の一つの前に集まる観光客らは、ピチオットさんと仲間たちの姿も必ず目にした。

 26日、抗議仲間が一人たたずむテント前には「コンセプシオンさん、安らかに」とのメッセージが書かれていた。(c)AFP