タイの漂着物、不明機ではない マレーシア政府
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【1月26日 AFP】マレーシア政府は26日、タイ南部沿岸で発見された金属片について、2014年に消息を絶ったマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便のものではないと発表した。
マレーシア運輸省は、政府とマレーシア航空の専門家チームがタイでこの金属片の調査を行ったことを声明で発表。「専門家チームは、詳細な報告から、金属片の部品番号や配線番号、ボルトの部品番号がボーイング(Boeing)777型機のものとは合致しないことを確認した」と述べている。
三菱重工業(Mitsubishi Heavy Industries)は前日、この金属片は同社が製造したロケットの部品の一部である可能性を指摘していた。
昨年7月、タイから数千キロ離れたインド洋(Indian Ocean)のフランス海外県レユニオン(Reunion)島に、長さ2メートルの「フラッペロン」と呼ばれる翼の一部が漂着し、仏当局は後に、この残骸がMH370便のものだと確認されたと発表した。インド洋などでは大規模な捜索が行われてきたが、これ以外、同便の残骸などは依然として見つかっていない。(c)AFP