【1月25日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)は24日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は100個のアンフォーストエラーを犯しながら、6-3、6-7、6-4、4-6、6-3で第14シードのジル・シモン(Gilles Simon、フランス)を下した。これを「忘れるべき試合」と振り返るジョコビッチは、メルボルン(Melbourne)で9年連続のベスト8進出を決め、準々決勝では第7シードの錦織圭(Kei Nishikori)と対戦する。

 10度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇る王者らしくないミスが続いたジョコビッチは、4時間32分の激闘を終えると、「今日、最悪の試合が経験できたことに満足している」とコメントした。

「試合に勝てたことはうれしいが、プレーに関して言えば、まったくダメだった」

「ジル・シモンはツアー屈指のカウンターパンチャーの一人だし、長い試合を得意としている」

「コート上で何が起こるかは予想できていたけど、こんなに多くアンフォーストエラーを犯すとは思っていなかった。僕にとっては忘れるべき試合だ」

 フォアハンドとバックハンド両方のミスが重なり、計100個に達したアンフォーストエラーについて、ジョコビッチは「100に近い数字を記録したことはなかったんじゃないかな。何度も言うようだけど、すべてが初めての出来事だったんだ」と話している。