マレーがビッグサーバーのグロスを一蹴、難なく3回戦へ 全豪OP
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【1月21日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)は21日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は6-0、6-4、6-1でオーストラリアのサム・グロス(Sam Groth)を一蹴し、3回戦に駒を進めた。
マレーは、地元屈指のビッグサーバーを完全に攻略し、1時間31分で試合に決着をつけると、次戦では第32シードのジョアン・ソウザ(Joao Sousa、ポルトガル)と対戦する。
力強いサーブに対して、精度の高いロブや、低いリターン、巧みなパッシングショットで完璧にリターンしたマレーは、グロスのボレーミスを誘発した。
マレーは試合後、「いつもと違うプレースタイルも悪くないね。最近では、多くの選手が似たようなゲームをするんだけど、サムは明らかに違う。ネット際でのプレーが多い」とコメントした。
「彼のサーブが乗っているときは、1ゲームまったくボールに触れないなんてこともあるし、イライラしがちだ」
「向こうの立ち上がりがそこまで良くなかったから、それに助けられた。でも第2セットで彼のレベルが上がったとき、試合はかなり厳しいものになった」
それでも驚くべきことに、マレーはこの試合でサービスエースを10本決め、グロスの6本を上回った。また、世界ランク67位のグロスは、マレーに7回のブレークを許している。
マレーはグロスのサービスを3回破って、わずか29分で第1セットを先取すると、第2セットでは1回ブレークバックを許したものの、再びリードしてセットカウントを2-0に。
第3セットでも2回のブレークを奪い、マレーがグロスを寄せ付けずに完勝した。グロスは最終ゲームで前に詰めた際、足首をひねったとみられ、痛みを抱えながら敗退した。
グロスは、2012年に時速263.4キロというATPツアー史上最速のサーブを記録している。(c)AFP