【1月21日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)が20日、英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の住まいであるバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)の内部を案内する新たなバーチャル・リアリティー(仮想現実、VR)ツアーを開始した。

 同宮殿が、贅沢な装飾が施された部屋の一部について、360度画像をグーグルに提供した。

 ツアーは、コンピューターもしくは3D対応の携帯電話を使って、英王室のユーチューブ(YouTube)公式チャンネル「British Monarchy」で閲覧可能。同チャンネルは近年、デジタルチャンネルの一つとして英王室に採用されている。

 閲覧者らは、仮想の「王室マスター」による歓迎を受けた後、アンナ・レイノルズ(Anna Reynolds)学芸員から謁見(えっけん)室を含む豪華な部屋の数々を案内される。

 約10分間の動画の最後には、秘密の扉に案内され、そこを抜けると広間に女王が現れるという。

 ツアーのための画像は先週、16台のカメラリグを円形に設置して撮影された。(c)AFP