テニス下部ツアーで八百長は「頻発」、監視団体が明かす
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■少ない労力で試合を操作
競技の統括団体は、八百長の証拠もみ消しなどを否定。また、2008年に設置された不正防止機関のテニス・インテグリティ・ユニット(TIU)が、これまでに永久追放6件を含む18件の事例に処罰を下しているとして、そのはたらきを擁護した。
それでも、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が過去に八百長を持ち掛けられたことを明かし、BBCとバズフィードの報道が、選手の実体験によって裏付けられることになった。
元男子プロテニス選手のアンディ・ロディック(Andy Roddick)氏は、八百長の常習犯とされる16選手のうち「少なくとも8~9人」は名前を挙げることができるとしている。
イートン氏によれば、ロシアや西欧で一般的な「アキュムレータ」という方法では、複数のオッズをまとめて賭けるために、当選金が跳ね上がるという。
テニス界には収入が少ない選手も多く、1試合を買収するだけで用が足りるため、八百長がやりやすく、実行に移す価値があるという。
またテニスは、サッカー、クリケットに続いて、スポーツ賭博が盛んなスポーツだという。
「テニスの八百長は、サッカーやクリケットほどの金を生まない。しかし、少ない労力で試合を操作できるため、クリケットやサッカーよりも頻度は高い」
(c)AFP/Talek HARRIS