過小評価される世界の漁獲高、漁業資源不足傾向も 研究
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■不足しつつある漁業資源
他方で研究チームは、1996年以降の年間漁獲高が、FAOのデータが示唆するよりはるかに早いペースで減少していることにも気づいた。
この減少傾向について、ポーリー氏は、漁獲割当量を設定した結果ではなく、漁業資源そのものが不足しつつあることを示している可能性があるとAFPの取材で指摘している。
同氏は、「漁獲割当量を定めている国を除外しても、減少傾向は依然として続いていた」ことに言及しながら、この傾向が「漁獲高全体の減少は乱獲に起因するものであり、故にこれは悪い知らせだ」と説明した。(c)AFP/Mariëtte Le Roux