ブルキナファソのホテル襲撃、人質63人救出
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【1月16日 AFP】西アフリカ・ブルキナファソの首都のワガドゥグ(Ouagadougou)で15日夜に起きた襲撃事件で、標的とされた高級ホテルで人質になっていた63人が救出された。うち33人が負傷しているという。
人質らは襲撃が始まってから約2時間後に救出された。少なくとも20人が死亡した四つ星ホテル「スプレンディッド(Splendid)」の最上階では16日早朝も、フランス軍特殊部隊の支援を受けたブルキナファソ軍の兵士と、国際テロ組織(Al-Qaeda)系の武装組織の銃撃戦が続いている。全147室の同ホテルは、国連(UN)職員や外国人がよく利用していた。
シモン・コンパオレ(Simon Campaore)国土行政・分権化・治安相がAFPに語ったところによると、消防隊がホテルの向かいにあるレストランのテラスで10人前後の遺体を見たと述べていることから、死者の数は今後も増えると見込まれている。一方、現在も捕らわれたままでいる人の数は分かってない。
16日午前6時40分(日本時間同日午後3時40分)前後の時点で現場にいるAFP特派員は、ホテル向かいのレストランから、治安部隊と武装集団による銃撃戦の音や小規模な爆発音が聞こえると伝えている。犯行グループは二手に分かれて、このレストラン「カプチーノ(Cappuccino)」とホテルを襲撃したとみられる。(c)AFP