レアルとアトレティコに1年間の移籍禁止処分下る
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【1月15日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は14日、未成年の選手との契約に不正があったとして、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)とアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に対し、1年間の選手獲得を禁止する処分を下した。
処分は今夏と2017年の1月の移籍市場で適用される。これにより、レアルの新指揮官に就任したジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、この夏補強を行うことができない。しかしながら、両クラブは今月の終わりまでは選手の獲得が可能となっている。
また、アトレティコには90万スイスフラン(約1億円)、レアルには36万スイスフラン(約4200万円)の罰金がそれぞれ科されている。
FIFAは「二つのクラブは、未成年選手の登録、大会への登録や出場において、国際移籍に関連するいくつかの条項に違反をしていたことが確認された」と声明を発表している。
両クラブは異議を申し立てる意向を示しており、レアルは処分が「許容できるものではない」と声明を発表している。
欧州王者のFCバルセロナ(FC Barcelona)は、同様の理由により受けた1年間の移籍禁止期間を終えたばかりとなっている。
バルセロナは当初、2014年4月に処分を受けたが、最終的に棄却されたスポーツ仲裁裁判所(CAS)への提訴を行ったことで処分開始を2015年の冬と夏の移籍市場の開始まで遅らせた。その間にバルセロナは2014年のうちにルイス・スアレス(Luis Suarez)やイヴァン・ラキティッチ(Ivan Rakitic)を獲得し、14-15シーズンの3冠達成を果たした。(c)AFP