「公道50km分を窃盗」の疑い、刑務所幹部を逮捕 ロシア
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【1月15日 AFP】ロシアで、50キロメートル分の公道を盗んだ容疑で、刑務所管轄局の幹部が逮捕された。
ロシア連邦捜査委員会によると、北部コミ(Komi)共和国の刑務所管轄局トップだったアレクサンドル・プロトポポフ(Alexander Protopopov)容疑者は、2014~15年の1年以上にわたり、幹線道路の解体で得たコンクリートを売却していた。売却されたコンクリートは、民間会社によって使われたり、利益を得るために売却されていたりしたとされる。これによる連邦政府の損失額は600万ルーブル(約900万円)に上るという。
現在は刑務所管轄局の副局長代理を務めるプロトポポフ容疑者は13日に逮捕され、今後、公職の地位を利用して国有財産を不正流用した罪に問われる見込み。有罪となれば最大で懲役10年が言い渡される可能性がある。
道路建設費が非常に高額なロシアでは、道路建設業界での汚職が横行している。(c)AFP