【1月14日 AFP】米国の宝くじ「パワーボール(Powerball)」は、当せん者が出ないことが続いた影響で、1等の賞金が世界史上最高の15億ドル(約1760億円)に達した。抽せん当日となった13日、全米各地の売店には駆け込みでくじ券を買い求める客が殺到している。

 運営者の発表によると、同日午後10時59分(日本時間14日午後0時59分)に実施される今回の抽せんの分のくじ券売り上げは全米で6億900万ドル(約7億1500万円)を超え、テキサス(Texas)州だけでも1時間に100万ドル(約1億1700万円)以上を売り上げた。

 1等の当せん確率は2億9200万分の1。当せんした場合は15億ドルを29年間の分割払いで受け取るか、9億2990万ドル(約1090億円)を一括で受け取るかを選べる。

 米複数州営宝くじ協会(Multi-State Lottery Association)によると、13日も当せん者が出なかった場合、16日に行われる次の抽せんの賞金は20億ドル(約2350億円)に膨れ上がり、一括の受け取り額は12億4000万ドル(約1460億円)となる。(c)AFP/Jennie MATTHEW