【1月13日 AFP】(更新)イラン革命防衛隊は13日、ペルシャ湾(Persian Gulf)のイラン領海で拿捕(だほ)した米海軍の小型船舶と乗組員10人を解放したと声明で発表した。

 イランの国営テレビによると、イラン革命防衛隊は声明で「米船員のイラン領海侵入は故意ではなかったと結論付けられた。謝罪を受け、(船員と船舶は)ペルシャ湾の公海上へ解放された」と述べた。

 同日、先立って、イラン革命防衛隊海上部隊のアリ・ファダビ(Ali Fadavi)司令官が同国の国営テレビに対し、米海軍船舶の乗組員計10人の身柄釈放に「長い時間はかからない」だろうと述べていた。

 ファダビ司令官は、「領海への侵入は敵対行動や情報収集目的ではなかった」「取り調べにより、米海軍船員がイラン領海に侵入したのは(米軍船舶の)航行システムの故障が原因だと分かり、事態は解決に向かっている」と述べ、「船員たちの釈放ということになるであろう指令」を待っていると語っていた。(c)AFP