錦織がエキシビションで若手下す、クーヨン・クラシック
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【1月13日 AFP】男子テニスのエキシビション大会、クーヨン・クラシック(Kooyong Classic 2016)は13日、2日目の試合が行われ、錦織圭(Kei Nishikori)は苦しみながらも6-1、6-7、10-4でオーストラリアのオマール・ジャシカ(Omar Jasika)を退けた。
2014年大会(AAMI Kooyong Classic 2014)覇者の錦織は、エキシビション扱いの試合で6-1、4-1と先行し、18歳の若手選手を一蹴するかに見えた。
しかし地元期待のジャシカは、錦織のサービングフォーザマッチを破ると、まさかの追い上げで試合をタイブレークに持ち込み、第2セットを奪取した。
それでも10ポイント先取の第3セットでは、錦織がアジアナンバーワンの実力を見せて、勝利を収めている。
地元オーストラリアの20歳ニック・キリオス(Nick Kyrgios)は、ダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)と対戦したものの、右足を痛めて負傷棄権し、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)に不安を残す結果となった。
試合が7-6、2-3となったところで棄権を申し出たキリオスは、「昨日のトレーニングで(痛みを)感じた」と明かすと、「そして今日、治療の効果が薄れてくる中で再び痛みを感じた」と述べた。
「本当は嫌だけど、来週のこと(全豪オープン)を考えたら仕方がない決断だった」
その他の試合では、スペインのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta)が、2006年の全豪オープンで準優勝経験があるマルコス・バグダティス(Marcos Baghdatis、キプロス)と対戦し、一度もブレークを許さず6-4、6-4で勝利した。
また、この日最後に予定されていたドイツのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev)と英国のカイル・エドモンド(Kyle Edmund)の対戦は、急きょキャンセルされた。
大会の主催者は、酷暑だったことや、ズベレフが肩に問題を抱えていることなどを示唆したが、試合中止の理由を明言しなかった。(c)AFP